更年期障害の関節痛を改善する治療方法

階段をすらすら上りたい!更年期障害の関節痛を改善する治療方法

自分の身体の衰えを感じる時はどんな時でしょう。しゃがむ時のひざの曲げ伸ばしや階段の上り下りなど、今までの動作が嫌になって痛みを感じると、歳のせい?と思うことがあります。加齢に伴い身体能力が衰えることも事実ですが、更年期に入ると女性ホルモンが減少し、このホルモンは軟骨成分の新陳代謝に大きく影響しているので、関節の軟骨が徐々にすり減り関節を動かす時に痛みを生じてしまいます。

関節は骨と骨をつなぐ役目があり、その骨と骨が接する周りには軟骨と言われるクッション的な役目をしていて、関節を円滑に動かす働きをしています。この軟骨は年齢とともに少なくなったり変形するので、老化が進むと関節痛が発症するといわれています。

関節軟骨を構成する成分として、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、コラーゲンがあります。グルコサミンは、軟骨構成成分の原料となります。コンドロイチン硫酸は、関節軟骨の構成成分の一つであり、軟骨の弾力性を維持する働きを持っており、ヒアルロン酸とともに関節液の成分になっています。コラーゲンも同じく、軟骨の弾力性と関節液の生成にも関係しています。関節軟骨を支えている細胞を形成するのに重要な働きをするこれらの成分が十分にあることが、しっかりとした軟骨を作るのです。

更年期による関節痛であれば早期治療をすることで痛みを軽減することができます。放置せず婦人科や整形外科で診察するようにしましょう。治療方法としては、ホルモン補充治療が一般的です。血液検査でホルモン値を調べて足りないホルモンを補充しますが、ホルモン補充治療では、乳がんや子宮がんのリスクが全くないわけではないので、漢方薬の治療も検討するとよいでしょう。

更年期による女性ホルモンの減少をとめることはできないので、大豆成分に含まれる女性ホルモンと似た成分のイソフラボンを摂取したり、市販されているグルコサミン成分やコンドロイチン成分が含まれているサプリメントを摂取することも、関節痛の改善と予防になるでしょう。

日頃から適度な運動をして関節を柔軟に動かしておくことは予防にもつながります。関節痛がひどい時の運動は返って症状を悪化させてしまうので、痛みが強いときは鎮痛薬を使用するなど、症状が治まるまで安静にします。関節痛から解放されて、いつか必ず階段を元気よく上がれる日が来ることでしょう。